内定式の日に渡された本をやっと1冊読み終えますた。
俺は本を読むのが人並み外れて遅い。頭の回転が早いほうじゃないから、読み物を読むときは人の3倍ほどの時間をかける。人がどれほどの早さで読むのか、相場は存じ上げないけど、ラーメン屋で漫画を読んでいても、論文を読んでいても人の1/3ほどしか進まないから、おそらくその程度なんでしょう。
読んでみると、かなり現在の世の中に結びつく内容であるから、死ぬ間際に書いたんだろうと思っていたんだけど、どうやら原著は戦後不況の時に書かれたものらしい。
やはり世の中ってのは、長期的には定常現象なんだと思った。短期的に見れば過渡状態なんだろうけど、流行ってのはいつしか回って戻ってくるものだし、
バーチャル投資で遊んでみると経済も1桁程度のフーリエ級数で表現できるような簡単な波で成り立っている様に思える。
最近、車でも買おうと思って中古のインテグラを探してるんだけど、新車ではまるっきり不人気だったくせに最近になって「
スポコンブーム」なるもののせいで人気が出てきたらしい。宗一郎が「
デザインはその時代に合ったものでなければ意味がない。芸術は本人が死んでから流行り出すが、会社が潰れてから商品が流行り出しても意味がない」などと書いていたが、実に勿体ないことだ。マイナーチェンジをしたら元の古くさいデザインになって売れたけど、あの型はタイプRがあったから売れたのだと思う。輸出用のタイプRは確か丸目だったと記憶してるけど、なんで丸目が日本で流行らなかったのか不思議だ。今の型に通ずるのは丸目の方なのに・・・