ドイツの連邦議会選挙では野党が僅差で勝利したが、それでも過半数に達することができずに混乱しているらしい。
こないだの衆院選はお疲れ様でした。小泉改革の是非を問う選挙で我々がきっちりと答えを出したことによって、改革は軽快なステップを踏むことができるだろう。
これまで政治後進国と欧米にバカにされ、改革を進めようにも「大きな政府」の元ではちっとも進まない。いや、進めれない状況だった。
ドイツも日本と似た状況に置かれ、早急な改革が迫られていた。
そんな中での連邦議会選挙。与野党の二大政党(与党:社会民主党、野党:民主・社会同盟)が掲げる公約は両者とも「改革」。しかし具体的なビジョンは全くと言っていいほど提案されず、選挙は先述の通りに終わった。
さて、ここからが大変。こいつら(シュレーダーとメイケル)、手を組んで大連立政権を獲得しようとしている。日本で言えば自民と民主が手を組むような物だ。改革なんか進むわけ無いじゃないか。フランスの新聞では「ドイツ、首相探し」「両者とも敗者」「否認されたシュレーダーと悔しがるメルケル」などと見出しが書かれ、ドイツの先行きに懸念が広がっているらしい。
あぁ、ボクらは幸せだよ。とりあえずこの国にはでっかい梶を持った船長が乗ってるからね。
もち、船長が良いヤツか悪いヤツかなんて分からない。でも「オレに任せろ」って言ってくれてるんだし、オレはこの白髪のドクター・マシリトそっくりの船長についていこうと思う。
下駄みたいな顔した男に船を任せてみろよ。あいつは一瞬でこの船を沈ますぜ、きっと。よかった。ホントに良かった。